出勤出来ない部下
前回は突然人事部が臨店した話
そして、上司としての意見をまとめましたが
今日は、キャリコンとして組織を見ていきます
今の組織の負のスパイラル
先日、10月から1on1の通達が出てましたが・・・
現状、今の組織の一番業務負担しているのは、課長職
課長職は平均2人分の仕事をこなしながら、且つ、部下に対して、文句も言えず
優しく指導しないと、パワハラと言われてしまいます
ここだけの話、私の新人時代は、今のパワハラにあたる部分は単なる指導に該当していて
今や、少し注意っぽくなっただけで、男性でも泣いてみたり、出来ないと休んでしまいます
1on1を理解していない人事部
業界的に、省庁のトップが1on1に興味深々であり
当社もその影響を受けています
全項目でも書いたように、課長職は、部下たちのメンタルは弱く、一人立ち出来ないので
かなりの負担を被っているため、時間を割いて、部下と関われないので現状
しかし、今回の通達は・・・
1on1は課長職が聴き手に入るという事
1on1は、横のラインの会話がメインなので、毎回、課長が1on1に入らなくても
きちんと聴き手・話し手に導入の趣旨が伝われば、組織的には回ると思っていました・・・
が、今回は、更に課長職に業務負担が増えました~
業務過多の課長が招く会社の未来
私が、キャリコン取得を目指したのは、現場の業務過多は年々増して、そして
若者世代の仕事スキル・社会的常識の欠如など、色々な問題が表面化してきていて
現場で、話を聴く時間は正直とれないのが分かっていたので
専門の部署が必要だと感じ、利害関係・多重関係にならない専門部署の設置に
キャリコン部署の立ち上げを提案したのでした。
が、実現には程遠い・・・
昔は、良いも悪くも飲みにケーションがあり、コミュニケーションが活発でしたが
しかし
飲み会なども、嫌がる世代・・・
コミュニケーションが取りにくい環境を若者世代が作り出しています
そんな中、ちょっとした事で辞めたいという話になるのです
そのマネジメントを現場の課長職に求めるのは、どんどん過多になり
疲れ切ってしまい、一番仕事の出来る世代の崩壊に近くなります
それも分からず、今回の1on1導入の主導を課長職に取らせるのは
本末転倒と感じています
さらに、当社は、権限を明確にしており、ほとんどの業務が課長職の検印が必要な仕事です
業務を増やす場合は、業務を軽くするのが鉄則
そして、マネジメントという時間の掛かる分野なら尚更
長期的な目線で取り組む関係で、理想論だけでなく、きちんと回せるシステムが必要です
当事者同士では視野が広がらない
今回の他課の話でしたが、第三者が話を聴くことで
視野を広げることが出来るのです
その関りで効果的なのが、キャリアコンサルタントだと思っています
自分のキャリアに対する理想
や
現状の組織が求める人材
や
上司が置かれている状況
や
その問題が果たして、その上司との関係なのか?自分の問題の可能性はないのか
など
色々な事を精査しながら、話を聴く部署は、やはり、今の組織には、解決の糸口になると思います
そんな部署が出来上がれば、課長が行き詰ったときにも、相談する相手を簡単に見つけることも出来ます
理想論には先行投資が必要
先行投資は、ビジネスには必須です
私が、キャリコンを提案した時、理想論だけでは無理なのは分かっていたので
自分がそのスキルを修得し(先行投資です)組織に提案しました
しかし
組織は、先行投資をしませんでした
1on1はある意味現場の課長が犠牲になれば、少しは、改善に向かうと思いますが
根本的な改革にはなっていないので、先は、疲弊して良い方向に向いていかないのは
現場は分かっています
崩壊する前に、先行投資すれぱ結果、良い方向に向かうと信じていますし
そのアイテムにキャリコンがあると思っています