キャリコン・実技対策・クライアント分析①
久々に18回試験対策の勉強会に参加しました
(前回の試験対策は、仕事で全然参加が出来なかった・・・)
対面での練習会ではないので、なかなか難しいですが、今は、対面で支援出来ていないケースも多いので、実際の現場として考えると『先取りで練習が出来ている』と前向きに考える事も大切ですよね~
ホルダーとして参加していますが、今回も出遅れ参加になり、すでに数回勉強会が開催されてました
何となく、ブログでの発信は、先取りした内容が良いかな~と思いますので、口頭試問がなかなか難しいと言っている受験生いましたので、数回に分けて解説してみようと思います
口頭試問でよく聞かれる項目
面談で良かった点
面談で悪かった点
来談目的はなんでしたか?
主訴はなんですか?
クライアントの問題点はなんだと思いますか?
クライアントの価値観はなんですか?
面談で〇〇と聴いていましたが、意図はなんですか?
今後の展開をお聞かせ下さい
資格取得後とのように活かしたいか
などなど
次からの項目では、私が(9回)受験した時の私の勉強法やその時のホルダーの方々から教わった内容を記載していきますので参考にしたい方は参考にしてみて下さい
良かった点の練習
口頭試問で注意をしなきゃいけないのは、どの面談でも該当しそうな言い回しは避けた方が良いという事です
その面談で語られた内容・空間の特徴などを把握しているかが問われているように感じます
・クライアントが話しやすい空間を作れたところが良かった
・クライアントに寄り添えたと思います
・クライアントの感情が聴けた所が良かった など
このように、具体的な事柄が出てきていない場合は、試験官からも聴かれる事もありますが、そのまま試験が流れると、マイナスポイントになっている可能性があります
上記の回答だと、試験官から
・どのような空間が作れたのですか?
・どのような所が寄り添えたところですか?
・具体的な感情をお聞かせください
など、突っ込みどころ満載になってしまいます
では、私はどのように答える練習をしていたか!?
・当初は〇〇という感情で来談しておりましたが、お話を聴いていくうちに△△という思いを聴く事が出来たところが良かった
・〇〇という質問をしたときに、笑顔になり、楽しそうにお話されていたので、クライアントとの距離が縮まったと感じ、そこが良かった
・クライアントが途中から腕組をやめた時があり、そこで少し、心を開いて頂いたように感じ、そこがこの面談で良かったと思います
・〇〇という質問した時に、クライアントが深く考え内省していたと思いますので、良かったと思います
など
その時の面談の一部分をくり抜いた表現は、この面談を冷静に見ている証
少しでも出来たことは、自信もって良かったところで表現する練習をしていました
・練習していても、試験では、頭が真っ白になることもあります
真っ白になったときは、具体的な表現が出来なくても、『わかりません』よりは答えた方が◎
真っ白にならないように頑張って練習しましょう~
悪かった点の練習
対人支援で必要とされる、傾聴などに関わる基本姿勢については、出来ていて当たり前です
そこが出来なかったと表現すると、基本姿勢が出来ていないのに、資格はもらえません
面談で基本姿勢について出来なかったと表現するときは、かなりのマイナスになることを覚悟する必要があります
では、悪かった点の練習法は・・・
・クライアントに寄り添う事が出来なかった
・事柄ばかりで、感情を聴くことが出来なかった
・クライアントに心を開いてもらえなった
・話の流れを遮って違う話題にした
など
これは、どれも対人支援の基本姿勢が欠けている事を示しています
悪かった点では、面談のあげ足をとって答えるより、試験は、初回面談の初めの15分設定で、且つ、今後も続く面談を想定しています
キャリコンとして、やらなきゃいけないことで、この時間では、出来なかった事も悪かった事とも言えるため、私は、出来る限り、マイナスポイントにならない口頭試問の練習をしていました
ここで、大切になるのが、キャリコンの面談では何をしなきゃいけないかを理解しているか!?
という事です
・クライアントの来談目的を受容して状況把握できる内容の聴きだし(ラポール)
・自己理解出来ているか
・仕事の理解が出来ているか
これは、実は、システマティックアプローチの手順が重要視されています
養成講座を受けている人は、テキストに入っています
キャリア支援するにあたって、流れに沿う必要があるのです
そして、初回面談15分は、仕事理解の支援ぐらいまでしかいけないと思います
(システマティックアプローチは後日図解で説明します)
(国家資格になりますので、理論や根拠を持った面談が求められている事も頭の片隅に置いておくと良いと思います)
詳しい内容は、『今後の展開』の時に、キャリコンがクライアントを見立てるという作業があるので、その解説時に詳しくお伝えします
長くなりましたが、私が悪かった点を答える時に練習していた例を記載して今回は終了します
・面談の途中で、〇〇と話をしていましたが、クライアントの話の流れを遮る事が出来ず、〇〇という話をこの時間内で聴くことが出来なかった事が悪かったところです
・〇〇という話を聴いていましたが、話の途中でおわっており、そこの価値観が聴けていないところが悪かった点です
・クライアントは迷っているという事で来談していましたが、2つの選択肢の1つについて語って頂いており、時間内で、もう一つの選択肢の事については確認する事が出来なかった所が悪かったです
・初回面談の15分でしたので、丁寧に話を聴く事に注力しており、〇〇という価値観が出ていましたが、この時間内では確認する事が出来ませんでした。話を遮る事も出来ず、面談の時間配分がまだまだ自分の中では課題と思っていますので、資格取得後には、自己研鑽で改善していきたい部分です
などなど
最後の例は、焦点がズレた面談になっていて、軌道修正した結果、時間が無くなった場合の逃げ道に近い例です
この面談では、多分、試験官は見抜いています
が、口頭試問で巻き返す事が出来る事を信じ、答える事も時には、必要です
面談で、本当にラポールが崩れた時などは、見ているほうにも分かります
その時は、認めて、自己研鑽することで改善するという事も大切です
⇒これは、『自己一致』出来いるかという部分が問われますので、本当に最悪な面談になった場合は、認める勇気も必要です
が、最悪というは、なかなか起きないと信じ、逃げない面談を心がけましょう~
次回も口頭試問対策を記事にしますのでお楽しみに~