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国家資格・キャリコン試験対策・JCDA口頭試問 クライアント分析②

キャリコン・実技対策・クライアント分析②

勉強会で、ロープレ終了後に口頭試問の練習を受けている人も多いと思います

始めて勉強会に参加して思う事・・・

『えっ!こんな事聞かれるの?』
私は、正直、衝撃が走りました
だって、養成講座でそんな事は言われないから・・・

だから、勉強会って本当に有難かったです

ぶっつけ本番で合格する人も勿論いると思います

しかし、試験慣れしていない・・・
国家資格に挑むと撃沈すると思いました~

前回は、良かった点・悪かった点を解説していましたが、勉強会で諸先輩から繰り広げられた質問について、ナカナカ、何を質問されているか理解出来ていない人もいると思うので、解説していきます

来談目的はなんでしたか?

この質問をされている人は、正直、傾聴が試験でうまく進まなかった可能性があるかもしれませんが・・・

私が、勉強会に参加していた時は、感情がクライアントから発せられているのに、それを後回しにして事柄に質問して、来談時の感情を置き去りにしている時にホルダーからよく質問されていました~

では、来談目的とは・・・

『キャリコンに相談したいと思っていた事』

という事は、最初にクライアントが発した言葉になります

だからと言って、本当に最初の言葉とは限りません~

出来事・事柄を説明してくれたクライアントであれば、その事柄から起きている感情や思いが来談目的です

・上司が変わって聞いて欲しい事があり来ました~

⇒聞いて欲しいと言う思いはありますが、ここで言っている思いとは、
上司が変わってどう思っているのか?を聴きだして出た思いや感情が
来談目的となります

【例】
A.上司が変わって会社に出社に行きたくなりました~

⇒来談目的は『上司が変わって会社に行きたいないという事』が
来談目的です

 

・最近イライラしているんです

⇒来談目的になり得ますが、出来れば、なぜイライラしているか?
を最初に聞くと思いますので、そこで聴きだした内容が来談目的です

【例】
A.上司が変わって、仕事をしない姿を見ているとイライラしてしまいます

⇒変わった上司が仕事をしない姿を見ているとイライラする事について
お話をしたく来談されていました

傾聴がうまく進まなかった・・・とはどういうことか?

来談目的に語られた事柄・感情を置き去りにして、情報収集に近い事柄を聴いた面談だったりします

・最近上司が変わりイライラしています

【例】NG
⇒上司って何歳ですか?
⇒上司って男性ですか?
⇒お仕事って何していますか?

【例】OK ~イライラしているんですね~
⇒いつからイライラしているんですか?
⇒どのような事がイライラさせますか?
⇒どんな時にイライラしますか?

【私なら・・・】
⇒イライラって?

一言で質問することが最近は多いですよ~

ブレイクタイム

 

ホルダーから『キャリコンの方が話している量が多い』と言われて悩んでしませんか?

丁寧な関りが必ずしもクライアントの為にはならないという事です

・要約はそんなに早いタイミングではやってこない

・クライアントが発したことを説明をしなくてもクライアント自身が一番分っている

・キャリコンが話せば話すほどクライアントは冷静になっていく

・話せば話すほど、無意識・潜在意識に発せられる言葉多くなる
キャリコンの無意識にアクセスする時間ではなく、
クライアントの無意識・潜在意識にアクセスする事が大切

下の例はどちらも同じ内容です

【例】最近会社の上司が変わってイライラしています
①最近会社の上司が変わってイライラしているんですね~詳しく聞かせて下さい

②イライラしているんですね~詳しく聞かせて下さい

③イライラ・・・詳しく聞かせて下さい

④イライラって?

 

①はなんと、クライアントよりも長い文章で聴き返した事になります~ヤバい!!!!

傾聴の聴く姿勢が整ってれば、別に④の『イライラって?』と聴き返してもクライアントは怒ることはありません~

何だったら、クライアントは話したくて来談しているので、こちらの質問が的外れでなければドンドン話してくれるのです

そして、自由に話せる質問が一番クライアントが望んでいるのです

【例】
A.上司のどんな所がイライラするんですか?

B.いつからイライラしているんですか?

どちらも悪くない質問ですが、『どんな所』や『いつ』というのを限定していますし、
最悪、上記の文章だと、上司にイライラしているって一言も言っていなくて、
上司が変わってイライラしていると言っているだけ・・・
もしかしたら、上司ではなく、上司が変わって周りにイライラしている可能性も有ったりします

そうすると、

イライラって?
とか
もう少し聞かせて~

とかの方がクライアントが自由に話せるようになるのです~

 

と言っても急に、④はハードルが高いと思いますので
まずは、①→②→③→④

 

こんな質問の仕方が出来るようになってくると、クライアントが自由に話をしてくれて、気が付くと、こちらが一つ二つの質問で何分も話すという事が起きているのです

 

練習の期間は試せる空間になるのでレッツチャレンジ!!!